今日は久しぶりに自転車の練習をした。
10年ぶりぐらいだ。
手元がフラフラして歩行者や自動車にぶつからないようにするのはかなり難しかった。
もう大学生だというのに母が後ろについて来て、危なっかしい私を叱り続けていた。自分が不安になるとすぐ人に当たってしまう人だ。
小学生より下手だ、そんなので自転車に乗ってどこかに出かけるなんて言うなと言われた。
ずっと乗っていなかったのだから乗れないのは当たり前だろう。
自転車に乗って出掛けれるようになったらいいなと願望を言っていただけなのに。
母は私を世間知らずだというが、すぐ不安になってアレもコレもダメだと禁止してきたのは自分ではないのか。
そんなことに気づいて高校時代から母に隠れて世間を知ろうとしているのだ。
母が望むような大人になるには世間を知った成熟した人間にならなくてはいけない、その矛盾に気づいて昔は悩んだものだ。